事務局は週1回月曜日の運営です。メールや電話のお返事が遅れることになりますが、ご了承くださいませ。
さてさて、初めての仕事は12月19日に行われる「ナント・ストラスブール視察報告会」の準備。
「LRTの視察」と聞き、
「LRTってなに?」と返すほどの無知ぶりで事務局に座った私ですが、数年前LRTを足にして暮らしたことがありました。
フランスでは「トラム」と呼んでいたので気がつかなかったのでした。
ここはフランス南部の町モンペリエ。
私が乗っていたのはオレンジの車体にイエロー、グリーンの派手な花柄、南仏らしいヴィヴィッドなデザイン。
町の中心部をクロスするように周囲の住宅地まで2つのラインが通っていて、もう一本の線はブルーの車体に魚柄だったように記憶しています。
モンペリエはトラムを整備してから気候のよさと相まって、フランス人が住みたい町の上位にランクインされるようになったとか。
社内は段差がなく、乗り降りもスムーズ。 目の不自由な方やベビーカーの親子には本当に便利ですね。 あまり混雑していない時間なら皆さんベビーカーをたたまず、そのまま乗ってきます。 また、休日の早朝に乗ってみると、サイクリングに出かけるカップルがロードバイクごと乗ってきました。
改札はないので、ここはフランス!当然無賃乗車の人もいるわけですが、時折車内に検札がチェックにきます。
無賃がみつかったら3倍~5倍だったかな?
でも私の印象では無賃の人はごくわずか。それも小銭がなかったから仕方なく(おつりがでないこともあるので…)とか、滑り込みで乗ったから切符を買う暇なかったとか、フランスならではの理由とも言えますが、ともかく理由がありそうでした。
ほとんどのお客さんが定期券を利用しているようでした。
この「コンポストゥール」と呼ばれる自動改札機に定期をかざして乗り込みます。
これもなんかの拍子にイマイチちゃんと動かないとこがあり、車内に複数設置された、違う改札機で再チャレンジなんてしょっちゅう。 「あら、うまくいかないわね。」とここから会話が始ったりする、のどかな雰囲気でした。